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待望!被災乗り越え、江戸時代から続く伝統の「三奈木砂糖」

IMG_9771.JPG九州北部豪雨の被災を乗り越え、江戸時代から続く伝統の黒砂糖「三奈木砂糖」の製糖が11月11日、JA筑前あさくら管内の朝倉市三奈木地区で始まりました。豪雨の被害が大きかった同地区では原料となるサトウキビ畑に流木や土砂が流入。今年度産の収量は20%ほど減少したものの、秋以降の天候に恵まれ糖分が高いうえに香りも良く、高品質に仕上がっており、製糖工場周辺は昔懐かしい甘い香りと蒸気に包まれています。

「三奈木砂糖」は糖蜜を含んだ含蜜糖で、濃厚な甘さと独特の風味がありミネラルを豊富に含んでいるのが特徴。旧藩の特産品として作られていた歴史もあります。

製糖が盛んだった同地区は、以前は農家のほとんどがサトウキビを栽培し、自家用に製糖していたといいます。輸入砂糖の普及などにより1965年ころに一度途絶え、「幻の黒砂糖」と呼ばれていた時代もあったが、「もう一度、あの砂糖を食べたい」という地元住民の熱意により82年に復活しました。

現在は、JA三奈木砂糖研究会の会員3人が、約100㌃でサトウキビを生産、製糖。サトウキビを原料とする黒砂糖の生産は九州北部では非常に珍しく、県内では唯一の産地で、農薬を使わずに栽培したサトウキビの絞り汁を3つの釜を使い、丁寧にあくをとりながら薪でじっくりと煮詰め濃縮させる300年来の製法を今もなお、守り続けています。

製糖作業は12月中旬まで続き、合計約4㌧の生産を見込んでいます。