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農産物

[赤唐辛子] 原産地と歴史・栄養価・上手な使い方

 

熱帯アメリカから世界へ

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唐辛子の原産地は熱帯アメリカ。中央アメリカや南アメリカ各地では、2000年以上前から栽培されていたようです。

ヨーロッパへは、1492 年にコロンブスによって持ち込まれました。
さらに16 世紀に入り、インドや東南アジア、中国へと広まっていきました。
その刺激的な辛味の魅力と強い繁殖力のため、わずか数十年でアメリカからアジア、アフリカまで普及しました。

日本への渡来

日本への渡来も16 世紀ごろ。1542年にポルトガル人によってもたらされたとも、1593 年、豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に持ち帰られたともいわれています。
江戸時代には、多くの色や形の品種が存在し、すでに辛味の少ない品種もあったことが「農業全書」(1697 年)などに記録されています。
 

辛味の成分カプサイシンの効果

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辛味の主体であるカプサイシンは、アドレナリンの分泌を高め、脂肪を燃焼させる効果があるといわれ、ダイエット面からも注目されています。ただ、辛さは唾液(だえき)の分泌を高め、食欲を増進させます。ダイエット効果については、食べ方次第といったところでしょうか。
 また、消化液の分泌や発汗、血行の促進、鎮痛にも優れた作用を発揮。さらに、ビタミンC やカロテンによって抗酸化作用を高め、悪玉コレステロールを減少する作用もあるといわれます。
 こうしたことから、唐辛子は肥満の防止・解消に役立つほか、食欲不振、消化不良、夏バテ、冷え性、動脈硬化などの予防・改善に有効とされています。
 しかし、食べ過ぎると胃や腸の炎症を招く場合があるので、無茶な食べ方は禁物です。
 

上手な使い方

唐辛子の利用範囲は非常に広く、世界各国の料理はもちろん、和食でも麺類の薬味や漬物の風味付けなどに欠かせません。
 その持ち味である刺激的な辛味は、熱を加えても変化しないのが特徴です。
また、細かく刻むと辛味がより強くなるので、必要に応じて使う量だけでなく、刻み方も変えるといいでしょう。
種子の近くのワタの部分が最も辛いため、種子ごと取り除くと辛味が少し和らぎます。
 もし辛くなり過ぎた時は、牛乳やヨーグルトなどの乳製品を加えると、刺激がやわらぎます。